大日ヶ岳(830m)

【前書き】
 1月から腰痛が治らず山も休んでいましたが、少し回復傾向にあるのでちょっと山に行くことにしました。
 日田の仏来ノ山か高塚山に行こうと県道52号線で添田から宝珠山方面に抜けようとしたのですが、研石峠手前で積雪があり、何となくスリップしそうでいやな予感。カーナビを見ると近くに大日ヶ岳の表示。日田まで抜けるのは諦めて、近くに大日ヶ岳の登山口が無いか、歩いて探そうと宝珠山方面にちょっと歩くと研石トンネルがあった。昔ここから釈迦ヶ岳に登った記憶がある。今日は予定を変更して大日ヶ岳に登ることにした。

【年月日】’07.2.4(日)
【コースタイム】研石トンネル(10:50)→最初のピーク(11:25-40)→大日ヶ岳(12:00-15)→最初のピーク(12:35)
          →研石トンネル(13:10)
【同行者】単独
【場所】国土地理院 ウオッちず地図閲覧サービス(試験公開) 503016 2万5千分1地形図名:小石原 [南東]

【写真と解説】

研石トンネル横の登山口
登山口から10分も掛からずに尾根に出て、右に行くと釈迦ヶ岳を経由して岳滅鬼山方面へ。

左に行くと目的の大日ヶ岳です。

登山口周辺の駐車スペースは広くありません。その内、岳滅鬼峠から釈迦ヶ岳経由でここまで歩こうと考えています。
研石トンネル上から大日ヶ岳方面
写真右手前の山が最初のピークで結構急勾配です。

左奥が大日ヶ岳です。

最初のピークからの下りでは、雪が解けて道がぬかるんで滑って苦労しました。腰痛で体が硬くなっており、バランス感覚もかなり劣ってきたのを実感しました。
大日ヶ岳山頂
大日ヶ岳山頂の標高は826mとか829mとか820mとか、看板によってまちまちでした。

25000分の一地形図では829.8mとなっているようですが。

この日、大日ヶ岳に登ったのは私と久留米NoのBMWのおじさんの二人だけのようでした。

登山道からの展望は余りありません。特に今日は霞んでいて遠方は不鮮明でした。
山頂から最初のピーク
写真中央は最初のピークです。登山口はその向こうにあります。

写真右奥に霞んでいるのが、障子ヶ岳から続く尾根です。

この写真の右方向に英彦山の中岳、南岳、猫ノ丸尾等が霞みながらも見えました。
山頂から釈迦ヶ岳
大日ヶ岳といい、釈迦ヶ岳といい、諸に修験道と関係ありそうな名前です。

登山口の案内板によると、両山は英彦山と宝満山の間を踏破する入峰修行の道筋に当たり14世紀室町時代には整備されていたとか。

釈迦ヶ岳のピークの奥にかすかに猫ノ丸尾が見えているのですが。
トンネル上から釈迦ヶ岳
釈迦ヶ岳への登りもかなり急です。

釈迦ヶ岳はだいぶ前に筑前岩屋駅から研石トンネルまで歩いて登りました。

その時は登山口が分からずかなり迷ったような記憶があります。昭和51年版のアルパインガイド“九州の山”を参考にしたような。
研石トンネル付近から大日ヶ岳
下山後、研石トンネルから30〜40m宝珠山方面に下ると大日ヶ岳が西方に見えているのに気が付きました。

多分、左端のピークだと思います。

トンネルの名前を研石と表記しましたが、本当は違います。一太郎のATOKなら漢字一覧に入っていると思うのですが、IMEには入っていません。失礼。

【後書き】
 大日ヶ岳は特に登ろうと考えていたわけではありませんが、何となく登ってしまったと言う感じです。非常に歴史のある山だと思いますが、それを感じることが出来なかったのが残念です。
 ところで求菩提山には求菩提資料館があるのに、英彦山は日本三大修験道の山なのに資料館も無いのでしょう。どこかにあるのでしょうか?

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